都会で奇跡のやまびこ?

Hey! Say! JUMPの話がしたいために作ったブログ

『母になる』第八話 中島裕翔くん演じる木野愁平メイン回感想

こんばんぬ。2巻4巻 ベリカです。

孤食ロボット』のドラマ化帯付きが欲しくてあちこちの本屋で探していて、今日ようやく見つけたー!と思ったら2巻と4巻しかなかったというね。

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買ったよね。2巻と4巻。読んだよね。2巻と4巻。泣いたよね。2巻と4巻。

基本1話完結だったしぼんやりとした設定は分かっているから問題なく読めたよ。にしてもほんっとぼろぼろ泣いた。絵の感じとあらすじから絶対これ私の好きなタイプだと思ったけどやっぱりそうだった。早く1巻と3巻も探したい。

それにしても、おそらくドラマ化されなかったら知ることもなかったし、ドラマ化されていても私がJUMPファンになっていなかったらおそらくスルーしていたので、色々ありがとう!という気分になっている今日この頃。

あと、他で出ているのかは知らないのだけど2巻の最初に出てくるイタリア好きのアンドロイドは裕翔くんに演じて欲しい。というか話によるとアンドロイド9人いるらしいじゃない。JUMPみんなで出ればいいじゃない。そうすればいいじゃない。よっしゃそのためにはまず私が日テレの社長にな(以下略)。

 

 

私は基本的にあまりドラマを観ないので、『母になる』もおそらく裕翔くんが出なかったら観ていないだろうなと思う。水曜10時は『水曜日のダウンタウン』があるので、よっっっっぽどのものが来ないとそこには勝てないのよ(私的に)。

なのでJUMPファンになれたから観られたのだなあと思うし、色々ありがとう!、と思いながら『母になる』の感想。

 

今回は裕翔くん演じる木野愁平メイン回と事前に聞いていたけれど、とはいえ次回予告の時点でそんなに出ていなかったしあんまり期待しないでおくか……、と実は思っていたらすっさまじいメイン回だったよね!ということは後でがっつり語りたいので、まず先に愁平が絡んでいない部分のところについて。

広が、数学が得意で学校でも評価されているとか、躾がきちんとしているとかというのは確実に麻子の影響であるし、心情的に難しいかもしれないけれど結衣も陽一もそこを否定しないでいて欲しいなと思った。だってそれまでの積み重ねがあって今があるわけだし。

秋元康氏が以前、(うろ覚えだけど)「人生は紙にペンで線を引くようなもの。線が途中で曲がってもペンを持ち上げて書き直すことは出来ない。曲がったところからやり直すしかない」というようなことを言っていて、本当にそうなんだよなと思った。(あの人に関してはプロデュースのやり方とかは受け入れられないところもあるけれど、エンターテイメントの一時代をつくれる人の言葉というのはやはり重みがあるものだとは思う)

麻子も2年前にどんな事情であれ人を刺して刑務所に入っていたのは事実だし、広も誘拐され全くの他人に育てられた上施設に預けられたのも事実だし、そこの部分の人生を否定してはいけないしして欲しくないとも思う。おそらくこのドラマってどんな人生も否定しませんよ、というスタンスだと思うし。母親とはこうあるものだという世間の風潮に対してそうじゃなくてもいいですよ、と示したいのだろうなと思うので。

結衣も陽一も麻子もなんだけど、何より広に否定して欲しくないなと思う。ただ、最後女子高生が麻子に電話を折り返して、誰?、と訊いているということはつまり、広の携帯電話から麻子の連絡先を削除したということなんだよなあ、と。そうしなきゃいけないと思ったのかもしれないけれど、それはそれで辛いよなあ……。

 

 

ということで(?)愁平の部分に行きたいと思います。

柏崎家に呼ばれた愁平が、指をばたばたさせていたりとか、子供に嘘を説明するというくだりで目線を逸らしたりとかしているのを見ると、この人は本当は嘘をつけない人なのだろうなと思う。おそらく、自分のための嘘は付けない人なんだと思うんだよね。自分が得になるための嘘は言えない真面目さがあるのだけど、でも子供のためには嘘を付くっていう。それこそ本当に子供と心中をするくらいの勢いで日々仕事に向き合っているのだろうなというのが感じられるし、その原点となった出来事がこの後明らかになるんだよね。ただこの時はまだうっすらとしか分からないわけなんだけど、でも愁平が本当は嘘をつきたくない人だというのはしぐさから伝わってくるんだよなあ。

今はネットで調べれば分かる、って本当にそれな。広のことなんてちょっとネットで調べれば9年前の事件のことなんて山ほど出てくると思う。昔はそれこそ大きい図書館にでも行かないと分からなかったような事が今ではスマホひとつあれば確認出来てしまう、というのは幸不幸両方あるし、難しいところだよなあ、とも思う。

そういえばちょっと話がずれるのだけど、『ねほりんぱほりん』という番組で養子についてやった回で、いつ子供に養子であることを告げるか、という話で、(番組内では)だいたい6歳くらいと言っていてびっくりした。私のぼんやりした印象では20歳になってから、とか結構な大人になってから告げる、というイメージだったから。でも今はネットで何でも検索出来る分、下手に隠すよりさっさと真実を話してしまった方が後々楽なのだろうなとも思った。

そしてずーっと指を動かしていた愁平が、子供を信じる云々の辺りで指が止まって、視線もしっかり柏崎家に向かうんだよね。そこの意識の向き方というか、「お任せします」という言い方ではあるのだけど、それによって生まれた結果に対して自分も責任を負う、という意志が見てとれて、ああ確かに愁平ってこういう人なんだよな、と思った。

 

愁平が愛美の車にあった子供服に気付くくだり、やっぱりどこかで完全には愛美のことを信用していなかったのだろうなあ、とも思う。いやきっと結衣と陽一の態度を見るまでは信用していたのだろうけれど。

実際、愁平も色々な親を見てきたと思うのね。それこそ泣いて反省して、今後は子供のことを大事にしますと言って来たような親がまた虐待したり育児放棄したりする姿も見て来たのだと思う。だからその辺りの見極めというのは、愁平は普通の人より出来ているのだろうけれど、親友だった子の母親、となるとまた見え方が変わってくるだろうからね……。

 

麻子から電話を受けて愛美の部屋に入る愁平。部屋に入った瞬間色々なことを悟って、一瞬絶望の表情になるんだよね。それは愛美に対してだったのか、気付かなかった自分に対してだったのかは分からないけれど。もしかしたら両方だったのかもしれない。ただその、恐れていたことが事実だったというのを目の当たりにして険しい表情になるのだけど、警戒するリュウくんに対峙した瞬間、柔らかな表情になって目も開いて安心させようとする表情になるのがね!もうここがね!泣けるんだよ!だって一気に顔変わるんだもの。愁平が普段から何度もこういう状況になって、見知らぬ大人に怖がる子供と接して来て、まずどうやって子供の警戒心を解くかということを第一に考えながら行動しているかというのがこの一連の流れで分かるんだよね。もちろん児童福祉士という仕事だから、ネグレクトの子供を保護したことだって一度や二度ではないだろうけど、ある程度慣れている雰囲気を出しながらも決して気は抜いていない態度が、まさに愁平の仕事という感じでね。なんかもう上手く言えなくて悔しいんだけども!

 

柏崎オートで愛美と対峙する愁平ね。ほんともうこのシーンは何も言えずずーっと観ちゃうよね。感想を書く時はちょこちょこ止めて書いて、また少し流して止めて書いて、の繰り返しなのだけど、ここは分かっていても止められなかった。

愁平の言葉から幼き日々のカンちゃんが見えるんだよね。母親のことが大好きで母親を信用していたカンちゃんが。だからこそ子供時代の愁平も気になりつつ何も言えなかったのだと思う。カンちゃんがそれだけ大好きなお母さんに対して最低だとか酷い母親だとか言えないでしょうやっぱり。だってそんなことを言えば誰よりカンちゃんが悲しむもの。でも、カンちゃんを傷つけかねないからと思って言えなかったことが、結果的にカンちゃんをひとりで死なせることになってしまって、それは愁平にとって本当に辛いことだっただろうし、ずっと後悔していることだとも思う。

愁平が声を荒げたのを聞いて麻子が驚いていたけども、普段そういう風に言う人ではないんだよね(麻子に対しては一瞬声を荒げたことはあったけれど)。ただでも、一度ならず二度も、というのはあっただろうし、同時に愁平自身も二度も助けられなかったかもしれないという自身に対する苛立ちはあったのだろうなと。

ところでこれはツイッターにもちょろっと書いたことなのでツイッターを見てくださっている方にとっては重複するけども、演出家の鴻上尚史氏が言っていたことで、「人は泣きたくないと思いながら泣く。だから泣こうと思って泣くのは嘘泣き」と。愁平も愛美も泣くまいと思いながら話していたし聞いていたし、実際目に涙は溜めていたけれど流さなかったんだよね。

そしてずっと、【カンちゃんの友達の愁平】として話していたのだけど、「明日児相で保護します」と言った時だけは【児童福祉士の木野】の顔になるのがね、なんかもうね、あああああーとなったよね(語彙!)。

 

リュウくんを励ます愁平がまたね、素晴らしいよね。「いつか会える」という言葉の説得力!なんか本当にいつか会えるんだなって思わせられたもんなあ。そして前日家に行った時は警戒していたリュウくんが、後ろからハグされて頭を撫でられても抵抗しないばかりか、「学校行かなきゃな」という言葉に素直に頷く辺り、すごい心を許しているのだなあと思ったら、愁平の仕事って本当にすごいんだなと改めて思わされた。だってリュウくんの父親って子供に興味がないということだったから、おそらくリュウくんがもっと小さい頃から家に父親の存在というのはほとんどなかったと思うのね。上の2人もいつの間にか出て行ったというくらいだからリュウくんに対して世話をしたり大事にしたりということもそうなかったと思われるし、大人の男性に接する機会ってそんなに多くなかったんじゃないのかなと(大人の女性もママか愛美だけだったんだろうけど)。そんな状況(おそらく)で1日で懐かせるって相当だと思うし、愁平の一心に子供を想う気持ちがちゃんとリュウくんにも伝わっているということなんだろうな。

 

愛美の言葉にはまた泣かされたなあ。完璧主義の人って100か0しかないから、99の時点でそれはもう0と一緒なんだよね。だから1つ崩れるとガタガタって崩れちゃうし、そういう人って周囲からは何でも出来ると思われているし、そもそも周囲を頼るということが出来なかったりするから崩れる時は一気に崩れてしまうんだよなあ。麻子も割とこのタイプだと思う。

でも人間誰しも完璧に出来るわけなどないし、別に間違っても失敗してもいいんだよね。愁平の言う通り「やり直しはききますよ」なわけで。またそれを言う時の愁平の優しい顔な!あんな顔でやり直しがきくと言われたら、頑張ってやり直します!、って思うもの。

 

今回でつくづく思ったのが、本当に愁平の言葉って説得力があるのだよな、と。ひとつひとつの言葉に重みがあって、そうだよなーと思わせる。ただでも確かに職業柄そうでなきゃいけないのだよなとも。それこそ子供を保護するとなった時に、自分は味方だよ危害を加える気は一切ないよというのをまず子供に分かってもらわないとだから。虐待を受けていた子供なら大人という時点でひどく怖がるだろうし、それでなくても保護をしなければならないような子供が人懐っこいことはほとんどないだろうから。

これは第一話から感じていたことだけども、愁平を通して児童福祉士の仕事が見えるんだよね。例えば琴音に水をかけられたり教授に強い口調で追い出されたりという時の態度で、ああこういう状況は初めてではないのだな、言われてみれば確かに保護しなければならない子供の親がまともで話が通じるはずもないもんな、と気付かされたりとか、今回のように一瞬で子供の警戒を解くようなことを常に仕事でやっているのだなということであるとか、描かれていない部分も愁平の普段の(というかこちらが見ることの出来る)言動から伝わる、というのは本当にすごいことだなと。バックボーンが見える演技ってなかなか出来るものではないと思うから。

実際、ドラマを観ている時は完全に木野愁平なんだよね。中島裕翔ではなく。観終わってからそういえばあの時の裕翔くんの演技が、となる。元々裕翔くん目当てで観始めたのだけど、観ている時は裕翔くんの存在が抜けているんだよね。あそこにいるのは木野愁平だし、愁平を通して児童福祉士という仕事の一部分を知る。なんかね、もし私が高校生くらいだったら児童福祉士を目指したかもしれないと思う。愁平みたいになりたいって。

 

回を追うごとに、私とんでもない人好きになっちゃったよ、と改めて思う。でもあと2回はそこまで出ないのだろうなあ……。ドラマが終わってしまうのもだけど、もうそこまで本編にがっつり絡むことはおそらくないのだろうなというのも悲しい。とはいえもちろん最後まで観るけども!

とか考えるとやっぱり木野愁平スピンオフドラマが観たいよなー。ひとりでご飯食べているところにアンドロイドが来る話観たいなー。やっぱり金持ちになって日テレの株買い占めて社長に以下略。

 

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