都会で奇跡のやまびこ?

Hey! Say! JUMP、時たま関ジャニ∞

もしも木野愁平くん(『母になる』)の家に孤食ロボットが来たら

こんばんぬ。This is 運命 ベリカです。

JUMPaper、裕翔くんのが更新されたと知って速攻で読みに行ったところ、無調整豆乳をもらった、と書かれていて、なんというタイミングー!となった。ちょうど私も無調整豆乳飲んでいたところだったから。

私の場合は、いい加減ダイエットせなーそうだ豆乳飲むといいとか聞いたなーじゃあ帰り買って来よう、という流れで買って飲んでいたので、まさかこんな見事に被るとか思わなかったよ!運命だね!This is 運命(byメロン記念日)

……なんかさ、仮にこれを裕翔くんに言ったとしたら、「え、偶然でしょ」とかごくフツーに言われそうだよね。なんたって、NO マジレス,NO 裕翔、だからね!

 

 

既に木野愁平ロスな本日、仕事が暇だったこともあって、愁平の家に孤食ロボットが来たらどんな感じか、というのをずっと妄想していたよ。孤食ロボットはドラマでは3体出てくるけれど、愁平の家ならきっとヤンチャがいいと思うんだよなー、一番合いそう。オットリだと2人でのーんびりしてしまいそうだし(それはそれでいいのだけど)、ムジャキだとご主人さま扱いを愁平は過剰に感じそうかなとか。ヤンチャのように、ご主人さまに対して呼び捨てタメ口で、勝手に食材を注文するくらいがなんだかんだちょうど良さげな気がするよ。

まだヤンチャはドラマではほとんど出ていないので、原作の雰囲気に沿いつつ、きっと愁平の家にヤンチャが来たらこんな感じだろうなーというのを以下つらつら書くよ。ちなみにThe 一発書きなのでクオリティには目をつぶってくださいお願いします。

 

 

 「ただい……」

「あー!また幕の内弁当かよ愁平!それだけじゃ栄養が偏るって何度も」

「先に、お帰り、じゃない?」

 

家に帰った僕を出迎えたのは身長25センチのアンドロイド。もうかれこれ半年くらい一緒に暮らしている。

一人暮らしで仕事も忙しかったこともあり、食事はもっぱら弁当か外食だった。近所だからといつも食べに行っていた店でいつの間にかポイントが溜まり、そのポイントと引き換えに送られて来たのがこのアンドロイドだった。自らをヤンチャと名乗ったアンドロイドは、僕の食生活をサポートしてくれるという。しかしそう言われてありがたいと思ったのも一瞬、僕は突如一切やったことのない料理に挑戦する羽目となったのだった。

とはいえ、最初こそ失敗続きだったが次第にコツを覚えてきて、少しずつ料理をするのが楽しくなってきた。知らなかったのだが料理をするというのは結構なストレス解消にもなるらしい。無趣味で仕事のストレスがたまる一方だったから、無心で具材を切ったり炒めたりする行為はもやもやした気持ちがすっきりするし気持ちがいい。

だが、遅くまで仕事をした日は疲れて料理をする気になれない時もあるのだ。

 

「今日は疲れたし、明日も早いから寝たいし」

「そうか。でもこれじゃ栄養が偏るな。じゃあサラダ頼もう。もしもし、○×フーズですか」

「あっ、だから勝手に注文するなって言っ……」

お急ぎ便にしたから10分で届くぞ。先に弁当食っとけ」

 

料理の教え方もなかなかのスパルタだし、いつも勝手に食材や総菜などを注文してしまう。聞くところによると他のアンドロイドはもっと主人に従順らしい。なんで僕のところにはこいつが来てしまったのだろう。

 

「どうもー、○×フーズでーす」

「お、来たぞ愁平」

 

やれやれ、と思いながら僕は立ち上がった。

 

 

「愁平には彼女はいないのか?」

「いないけど」

「なら良かったぞ」

 

なんで、と言おうとして、ああそうだった、と思う。

このアンドロイドは別名孤食ロボットといって、一人暮らしのところにしか派遣されないのだという。だから結婚等で一人ではなくなった場合、本部に返されるのだそうだ。

 

「ヤンチャにはいるの?アンドロイドに恋愛感情があるのか知らないけど」

「残念ながらいないぞ」

「ああ、そうなんだ」

「本部に戻されたら全部忘れちまうからな」

 

そうだった、とまた思う。アンドロイドは個人情報保護の観点から、本部に戻されたら初期化され、全ての記憶が消されてしまうらしい。

 

「こうやって喋っているのも忘れるんだよね」

「そういうことになるな」

 

悲しくないの、と訊こうとして、いやその感情すら忘れてしまうのか、とも思う。

全てを忘れてしまうのは、果たして幸せなのか否か。

 

「愁平」

「ん?」

「明日、何食べたい?」

「明日?今日でなくて?」

 

明日どころか今日の夕飯もまだだ。気が早過ぎないかと言いかけて、あっと思う。

明日は、カンちゃんの月命日だった。

 

カンちゃんは子供の頃の親友で、そしてたった10年足らずでこの世を去ってしまった。

亡くなったカンちゃんを最初に見つけたのは僕だった。

頭から血を流し、玄関に横たわるカンちゃん。

静まり返った玄関、聞こえない呼吸音、体温のなくなった身体。

あの時の事は今でも鮮明に思い出すことが出来る。

その後どうやって家に帰ったのか、誰に助けを求めたのかは一切思い出せないけれど。

 

カンちゃんのことを思い出す度に胸が痛む。きっと一生忘れることなど出来ない。

月命日には毎月お墓参りに行っている。子供の頃は親の都合で行けないこともあったが、大人になってからは欠かしたことはない。

カンちゃんの事は思い出す度辛いし、どうにかして助けられたのではないかと後悔の念ばかり浮かぶ。

けれど僕が児童福祉士という大変な仕事をやっていけるのはカンちゃんのことがあったからだ。

 

「愁平?どうした、ぼーっとして」

「あ、ううん、何でもない。それより、明日はオムライスがいいな」

 

オムライスはカンちゃんの大好物だった。

 

「オムライス?任せろ、めちゃくちゃ美味しく作れるように指導してやる」

「結局作るの僕だよね」

 

カンちゃんの記憶があるから、僕は児童福祉士を続けられる。カンちゃんは、僕の記憶の中で生きている。

そしてヤンチャもまた、もし僕が将来結婚して本部に返され記憶を消されても、僕の記憶の中で生き続けるのだ。

カンちゃんが僕を児童福祉士として前に進ませてくれるように、ヤンチャも僕を前に進ませてくれる。例えいつか離れる日があったとしても。

 

「よし、じゃあ明日のために高級卵を注文……」

「それはダメ!」

「いいじゃねーかよ。これ頼んだら今月のノルマ達成すんだよ」

「いいわけないだろ!」

 

こんな些細な日々も、いつか忘れられない想い出となるのだろう。

けれど、その日はもう少し後でいいな、と僕は思った。

 

 

 

<番外編>

談話室に行ったら、広くんと今偉くんが雑誌を見ながら盛り上がっているのが目に入った。

 

「何見てんの?」

「あっ木野さん!ちょうど良かった。そこ立ってみて」

「え、立つって?」

「あ、そうそう。やっぱ似てるー!」

 

雑誌を掲げ、僕と見比べながら2人は歓声を上げた。

 

「似てるって、何が?」

「これこれ。このモデル木野さんに似てるって今ナウ先輩と話してたんです」

 

広げた雑誌を渡された。見れば男性向けファッション誌。

そこに写っているモデルは、確かに僕によく似ていた。

 

「似てる、かも」

「やっぱ似てますよねー。あ、でも木野さんの方がカッコいいから安心して」

「いや安心って」

 

 

もう読み終わったから、とナウくんにさっきの雑誌を貰い、僕は家に帰った。

 

「愁平、何見てんだ」

「ああ、これナウくん、施設の子に貰ったんだけど、このモデルが僕に似てるって」

「確かに似てるな。お前もこんな格好したらいいだろ。いっつもダサい服ばっかりで。もっとこういうの着ろ。見た目だけはカッコいいんだから」

 

ヤンチャの言うことは余計なことが多いのだが、それでもカッコいいと言われるのは純粋に嬉しい。服には興味がなかったが、似合うならちょっと着てみたい気もする。ちょうど新しいパーカーが欲しかったのだ。この雑誌に載っているのをそのまま買うという手もありか、と思いながら僕は値段を見た。

 

「……じゅう……ごまん、えん!?」

「愁平?どうかしたか?」

「なんでもない」

 

そっと雑誌を閉じ、僕は息をついた。

 

                            【おわり】

 

 

いやでも待って愁平くんファッション初心者にメンノンはハードル高すぎるから!